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データベースの種類


データベースの操作

・Webベース

Webブラウザを使ってデータベースにアクセスして操作します。専用のクライアント等が必要ありませんので、運用が非常に便利です。ただし、機能的にブラウザに依存する部分があるため、専用クライアントに比べて使い勝手が落ちる場合があります。

・アプリケーションベース

専用のアプリケーションを使ってデータベースにアクセスして操作します。多くの場合、データベースの持っている機能の全てを十分に使用出来ます。
 
 

データベースの設置方法

データベースの設置は主に以下のような方法があります。

・スタンドアロン型

1台のPC内のみで運用されるデータベースです。データとそれを管理するシステムの両方を同じPCに入れて運用します。

・ファイル共有型

ファイル共有が可能なPCにデータを置いて,そのファイルをLAN内やVPNで接続された複数PCからファイル共有して利用します。データを管理するシステムは操作するPC側に設置する場合と、データが置いてあるPCに設置する場合のどちらの場合もあります。

サーバクライアント型

データベースサーバにデータとそれを管理するシステムを設置します。クライアント側は操作するためのインターフェイスを利用してアクセスを行います。
 
 

設置方法によるデータベースの特徴

・スタンドアロン型

使用状況 データベースが設置してあるPCでしかデータベースの操作ができませんので、同時に操作が行えるのは1人だけになります。
規模 利用する人が限定されている場合やデータベース専用のPCが決まっている等、小規模な案件向けです。
コスト セキュリティ等の対策も行いやすく、一般的に開発コストは安価になります。

・ファイル共有型

使用状況 同じデータを複数の利用者が操作できますが,操作時にはデータ全体にロックを掛ける為、同時に操作できる利用者は一人だけになります。
規模 データベースの使用頻度がそれほど高くない場合や同時アクセスの必要性がない等、小規模〜中規模な案件向けになります。
コスト スタンドアロン型よりも多少高くなりますが割と安価に開発が可能です。

・サーバクライアント型

使用状況 複数のクライアント側PCから同時に操作が可能です。同じデータでも異なったレコードであれば,複数の利用者が同時に操作できます。
規模 同時に接続する人数や場所の制限が少ないので、中規模〜大規模な案件向けになります。
コスト セキュリティ面の考慮が必要で特にWebでの公開等が含まれる場合には万全な対策が必要になります。開発期間は、スタンドアロン型やファイル共有型に比べて長くなります。またデータベースサーバーの初期導入費用必要になります。