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サービス概要


電子書籍におけるターゲットの端末
  • スマートフォン
    電子書籍のターゲットとしては普及率が高いので、市場規模も大きくなります。ただし、画面が小さいのでレイアウトに意味のある内容(雑誌や実用書等)の閲覧にはあまり向かない場合が多く、文字が主体の内容(小説、ビジネス書等)向けになります。
  • タブレット端末
    スマートフォンに比較して画面が大きいため、電子書籍全般への親和性が高いです。また、インタラクティブな内容(動画や音声、アニメーション等)の表現力も高くなります。ただし、液晶画面であるために、読書専用端末に比べて長時間の読書には向かないと感じる方もいます。
  • 電子書籍用端末
    画面表示に液晶タイプと電子ペーパー系の2種類のタイプがあります。液晶画面の者はタブレット端末と同じ特徴があります。電子ペーパー系のタイプは、長時間の読書でも目が疲れにくいため、読みやすいのが特徴です。液晶が苦手とする太陽の下でも読みやすいですが、暗い場所では読みづらくなります。また、バッテリーの持続時間も長くなります。
  • PC
    Windows、Mac等のパソコンです。

電子書籍の形態
  • 単独アプリケーション
    書籍一冊を一本のアプリケーションとして制作します。
  • リーダーアプリケーション+データ
    一般的なアプリケーション(iBooks、Adobe Acrobat、FireFoxアドオンEPUB Reader)向けに、それに対応したデータを用意する形と、リーダーアプリケーションを開発してそれに対応したデータを作成する方法の2種類があります。また、主にデータのみを単独で購入する形とデータはアプリケーション内から購入する形の2種類の販売形態があります。

電子書籍の分類

大きく分けると下記の2種類に分類されます。

  • リフロー系
    文字サイズ等の変更が可能で、変更した場合ページ数が変化しますので、文字サイズを変更しても1ページが1画面の状態を維持する事ができます。ページの概念があいまいとも言えます。その為、スマートフォン等の小さな画面でも操作性/可読性を損ないません。たたし、雑誌等のレイアウトが複雑なものを再現するのは難しく、文芸書、ビジネス書などテキスト主体の書籍向きになります。
     
    代表例 epub、MCBook、AZW、.book、XMDF
  • 画像系
    レイアウトに内容的な意味がある為見た目を固定したい雑誌等の、複雑なレイアウトでも表現できますので、雑誌、図版が多い書籍、コミック等に向いています。レイアウトを維持したまま文字サイズのみ拡大等の処理はできませんので、読書時に拡大&スクロールが必要になり、操作性/可読性がリフロー系よりも低くなる場合があります。リフロー系と比較してデータサイズは大きい場合が多くなります。
     
    代表例 PDF、ProBridgeDesigner、ebi.j、keyringPDF、bookend

各種規格の特徴<リフロー系>
  • epub
    米国の標準化推進団体 IDPFが策定したフォーマット。英語圏では事実上の標準フォーマットです。ライセンス契約などが必要ありません。
    XHTML、CSS、XMLなど、Webコンテンツの技術がベースで、これらのファイルをZIP圧縮し拡張子を.epubにしたものがこのフォーマットになります。
    文字サイズの変更が可能でページ数が変動します。現時点(2011.07)では縦書きやルビに非対応ですが、次期バージョン(EPUB3)で対応する予定です。
    PCでは"Adobe Digital Editions"や"FireFoxアドオンEPUB Reader"等で閲覧でき、iPadやiPhoneでは"iBooks"や"stanza"などで閲覧できます。iBookstoreで販売されるDRM処理されたePubは、iPhone/iPad上のiBooksでのみ閲覧が可能。
  • MCBook
    フォントメーカー"モリサワ"の商品。表示するフォントや文字サイズ、組方向をユーザーが変更可能。段組や禁則処理やルビ、縦中横などの日本語組版に対応しています。HTMLや動画を埋め込むことが可能で、デバイスの回転に合わせて異なる画像を表示したり、外部サイトへのリンクボタンを配置するなど、HTMLのページを利用して機能の拡張が可能です。年間使用料(50,400円)と、アプリ販売に応じたロイヤリティ(5%)が必要。単独アプリ形式またはアプリ内課金で運用。
  • AZW
    アマゾンの独自フォーマット。XHTML+CSSベースのフォーマットでMOBI形式にDRMをかけたものです。アマゾンが販売しているキンドル以外でも専用アプリである"kindle for iPad"や"kindle for Android"等によって、読むことができます。HTMLやEPUBをMOBIに変換できるツール"KindleGen"が無償で提供されています。
  • .book
    ボイジャーの独自フォーマット。縦書き、ルビ、禁則処理など日本語表現に対応しています。作成するにはライセンス契約が必要になります。 HTMLベースの技術です。文字サイズ、フォント、行間、組方向などが変更可能です。PCでは"T-Time"で閲覧ができ、iPod touch/iPhone、PSPなどの液晶デバイスでも閲覧できます。
  • XMDF
    シャープの独自フォーマット。XMLベースの技術で、縦書き、ルビ、禁則処理などの日本表現に対応しています。規格を利用するには規格の利用料を支払う必要がありますが、制作するためのビルダーは無償で提供されます。"次世代XMDF"では、レイアウトを維持したまま文字サイズの変更が可能になります。PCでは"ブンコビューア"で閲覧可能です。

各種規格の特徴<画像系>
  • PDF
    最も汎用性の高いフォーマットで、ほとんど全ての端末で閲覧する事ができます。 Adobe Content Serverを利用すると"購入した人のみ読める"といった処理が可能ですが、非常に高額なコストが必要です。
  • ProBridgeDesigner
    Profield社の製品。AdobeInDesignで作成されたドキュメントからデータを出力します。作成に関するロイヤリティがありません。制作方法によって、画像系でありながらテキスト検索が可能。単独アプリ形式またはアプリ内課金で運用。
  • Adobe Digital Publishing Suite
    Adobe社の製品。AdobeInDesignで作成されたドキュメントからデータを出力します。動画/アニメーションや音声、デバイスの回転に対する処理等インタラクティブ性の高い開発が可能。導入コストは、通常のケースでは月額使用料(50,000円;要12ヶ月契約)+サービス利用料金(最低25,000円)で年間で625,000円〜。
  • bookend
    アイドック開発のDRM機能付きPDFフォーマット。ビューワーアプリを使用しコンテンツをクラウド上で保管します。 ブラウザ内で閲覧する方法とダウンロード後に閲覧する方法があり、ダウンロード閲覧の場合"bookend Desktop"を使用しての閲覧のみが可能です。
  • keyringPDF
    アイドック開発のDRM機能付きPDF。Windowsのみ対応で、"最初に開いたパソコン"でのみ閲覧できる形になります(最初の閲覧時にネット接続が必要)。
  • ebi.j
    イーブックイニシアティブジャパン開発のフォーマット。圧縮率が高く劣化が少ない。

ビューワーアプリ
  • Adobe Digital Editions
    Adobe社の無償のePubリーダー。
  • Stanza
    PC版とiPhone/iPad版。デバイス間のコンテンツ共有が可能。
  • FirefoxアドオンEPUBReader
    ePubを閲覧することができます。
  • iBooks
    iPhone/iPad用の無償アプリ。ePubとPDFに対応。iBookstoreとシームレスに連携。
  • i文庫
    iPhone/iPad用。青空文庫、PDF、テキストファイル、画像を圧縮したZipファイル等を閲覧可能。
  • GoodReader
    iPhone/iPad用。PDF、Word、PowerPoint、Excel、iWork、HTML、SafariのWebアーカイブ、画像を圧縮したZipファイル等を閲覧可能。
  • bREADER
    iPhone用。青空文庫形式、ePub、PDF、画像を圧縮したZipファイルを閲覧可能。